2012年01月06日

天草発・腰痛の常識ウソ・ホント?(二足歩行・人類の宿命)

 ここ10数年で、従来の腰痛に対する概念が変わって来ました。
過去の間違った腰痛の概念や間違った情報を頑なに信じ腰痛に悩ま
されている人が多いので、天草より腰痛にまつわる過去の迷信に
熊本・天草の皆様が惑わされないように発信いたします。
これらの情報は、TMSジャパン長谷川淳史氏の著作(数冊)
国祭腰痛学会の研究情報等を基にしたものです。

今回の常識は:腰痛は直立2足歩行をした人類の宿命である
果たしてそうでしょうか?2年前、NHKスペシャル「病の起源」という番組
で「腰痛」を取り上げていました。

そして、アフリカのある狩猟民族を取材していました。
彼らは1日に獲物を求めて数十キロ歩きます。
そして彼らに腰痛になった事があるか?質問したところ、彼らの腰痛は
木から落ちたり、転んだりと腰を打撲した事に発する腰痛でした。

そして日本の腰痛事情を彼らに話すと
「あなた達の民族は何か悪い病気に侵されているんじゃないか?」
と笑っていました。

つまり、直立2本足歩行の生活をしている民族ほど腰痛は少ない。
2足歩行での生活が少なくなった文明人程、腰痛の発生率が高い。
そして、人類の腰椎はチンパンジーの腰椎に比べ可動性に富み頑丈に
出来ているという事です。

そうです!人類は進化の段階で猿よりも丈夫な強い腰椎を
手に入れたのです。腰椎のように頑丈で丈夫な骨、関節は体中何処を
探しても見当らないのです。

ひょっとしたら、2足歩行をしない猿の方が人類より腰への危険度が高い
のかもしれません?

結論:腰痛は直立2足歩行を始めた人類の宿命ではない。

  


Posted by Dr.焼宇宙  at 12:51Comments(0)腰痛