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2012年01月28日
天草発・腰痛の常識ウソ・ホント?(腰痛には安静第一)

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さて、今回は「腰痛と安静について」
日本では、腰痛に対して多くの医療関係者が安静臥床を指示します。その理由は、横になっていれば一時的に傷みが和らぐことと椎間板への圧力を減少させるからだと言います。この信念が広く深く浸透しているようです。
それでは検証してみましょう。
ここに、発症から1週間未満の急性腰痛患者186人を対象にA・B・Cの3群に無造作に割り付け、その後の経過を12週間にわたって追跡調査をした研究があります。
A:二日間の安静臥床(安静に寝ている)群
B:腰の可動域を広げるストレッチ運動群
C:耐えられる範囲内で日常生活を続けさせる群
一番早く回復したのは?
C:日常生活群で1週間後には80%の人が職場復帰
B:ストレッチ群では、64%
A:安静臥床群では、59%
その後の12週間後でも欠勤日数は日常生活群が最も少なかった。
安静臥床群が最も多かったそうです。
他に、オランダやイギリスの研究でも同じような報告がなされています。
また、オーストラリアの研究では、長期に及ぶ安静臥床は、筋委縮、心肺機能低下、高カルシウム血症、廃用性骨委縮、血栓塞栓症などの軽視できない合併症が指摘されています。
結論:痛くて動けないという結果的な安静は別として、治療の為にベッドで安静に寝ている事は、効果が無いばかりか逆に有害な危険行為となるようです。
欧米の腰痛ガイドラインをみると腰痛患者に安静を指示する事を固く禁じているほどです。
今や腰痛に安静を指示するのは日本ぐらいではないでしょうか?
長谷川淳史著:「世界の診療ガイドライン」に基ずく最新の腰痛治療・「腰痛は終わる」より参照
動いた方が良かったのですね?(@_@;)
今は、腹筋、背筋を鍛えぎっくりしない日々を送っています。